作品概要

ブルージュの聖母子像》は、画家のミケランジェロ・ブオナローティによって制作された作品。制作年は1501年から1504年で、聖母教会に所蔵されている。

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《ブルージュの聖母子像》は、ルネサンス期の芸術家ミケランジェロ・ブオナローティ作の、聖母マリアとキリストをかたどった大理石の彫刻である。

特徴

ミケランジェロの聖母子の表現は、初期の作品とは明らかな違いが見て取れる。この作品では、聖母の腕の中にいるあどけないキリスト像に対して、聖母の尊厳ある風貌が特徴だ。赤子のキリストはどこか頼りなく、聖母の腕から今にも落ちていきそうな様子である。聖母自身も、キリストを抱きしめているわけでもなく、どこか遠くを見つめている。

この作品は元々、祭壇の一部として作成されたとしている。しかし、もしそうであるならば、聖母の顔は右下の方を見ているはずである。聖母子の像は、これより少し前に完成した《ピエタ》での明暗法や、服のなびき方も似ている。この作品はミケランジェロが生涯唯一、イタリア国外で制作した作品である。

変遷

この作品は2度異国を渡った後、ベルギーに最終的に帰属する。

はじめは1794年、フランス革命時代に、革命軍がオーストリアのネザーランドを征服した後、ブルージュの町にある芸術品の品々をパリへ送るように指示した際である。そして、1815年にナポレオンがワーテルローの戦いで敗北した後に、返還された。

2度目は1944年、第2次世界大戦の時で、ドイツ軍は退却する際に、赤十字の荷物の中に聖母子を隠してドイツへ持ち去る。1年後に、オーストリアのアルトーセで見つかり、ブルージュへ戻された。現在ベルギーのブルージュにある聖母教会で保存されている。この一連の出来事は、映画「ミケランジェロ・プロジェクト」の元になった。

現在は、1972年にミケランジェロのピエタが襲撃された事をうけて、作品は防弾ガラスのケースで守られ、彫刻から4.5メートル以上離れて見ることしかできない。

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基本情報・編集情報

  • 画家ミケランジェロ・ブオナローティ
  • 作品名ブルージュの聖母子像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1501年 - 1504年
  • 製作国不明
  • 所蔵聖母教会 (オランダ)
  • 種類大理石彫刻
  • 高さ129cm
  • 横幅不明
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