作品概要

コンサバトリーで》は、画家のエドゥアール・マネによって制作された作品。制作年は1878年から1879年で、旧国立美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《コンサバトリーで》は、1879年にフランスの画家エドゥアール・マネによって描かれた油彩画である。ベルリンの旧国立美術館に収蔵されている。

この絵画の舞台となっているのは、画家のゲオルク・フォン・ローゼンが所有していた、パリのアムステルダム通り70番地のコンサバトリーである。マネは、1878年から1879年にかけての9ヶ月間、この場所をアトリエとして使用していた。

モデルについて

一見した所、洗練された上流階級のカップルの肖像画である。彼らはマネの友人であり、洋服屋を経営していた。身に着けた指輪から、この二人は夫婦であるとわかる。彼らの手の近さは、二人が親密な関係であることを示している。

この作品の焦点は、鑑賞者に近い位置におり、カラフルな衣服に身を包んでいる女性であろう。ベンチの後ろで暗い色の衣服を身に着け前かがみになっている夫のジュールとの身体的な距離、および鑑賞者との間に横たわる距離感は、現代におけるこの作品の評論の主要テーマである分離感を生み出している。

評価

1879年にパリのサロンに出展されたこの作品は、マネにしては驚くほど保守的な作品であると捉えられた。

批評家のジュール=アントワーヌ・カスタニャリは、「これは一体何だ?顔と手が、いつもよりも注意深く描かれている。マネは一般大衆に譲歩したのかい?」と皮肉っぽく評した。また、「洗練された生活の優雅さ」が描かれていると述べた。

しかし、背景に距離感が満ちている点において、この肖像画は類型的なものとは言えない。

フランスの作家ジョリス=カルル・ユイスマンスは、この作品に描かれたモデルが「彼らを取り囲む緑から驚くほど分離している」と述べた。

直線の作用

この作品を正しく定義する上で重要なものとして、線の相互作用がある。女性は、ベンチの背もたれの縦のラインに添って上半身を垂直に立てている。男性も、前かがみの姿勢にも関わらず、垂直線を保ったままである。ベンチは右端まで続いており、その水平のラインは前景と後景の境界をより際立てている。女性のスカートに描かれた斜めのプリーツは、この直線的な構成をやや和らげている。

来歴

この作品は、マネによる他の3点の作品とともに、11,000フランの「はした金」でジャン=バティスト・フォーレに購入された。その後、1896年にベルリンの国立美術館に購入された。マネの作品を購入した、世界で初めての美術館であった。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家エドゥアール・マネ
  • 作品名コンサバトリーで
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1878年 - 1879年
  • 製作国フランス
  • 所蔵旧国立美術館 (ベルリン、ドイツ)
  • 種類油彩 カンヴァス
  • 高さ115cm
  • 横幅150cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • コンサバトリーでの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。