作品概要

バルコニー》は、画家のエドゥアール・マネによって制作された作品。制作年は1868年から1869年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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来歴

『バルコニー』は、1868年、フランスの画家エドゥアール・マネによって描かれた油彩であり、1869年のパリのサロンに展示された。

この作品には、4人が描かれている。左側には、1874年にマネの弟ウジェーヌの妻になったベルト・モリゾ、中央には画家のジョーン・バプテスト・アントワーヌ・グィレメット、右側にはバイオリニストのファニー・カラス。4人目は、室内の背景に部分的に不鮮明であるが、おそらくマネの息子のレオン・リーンホフである。

この作品は、1884年にギュスターヴ・カイユボットに売られたが、現在はパリのオルセー美術館に収蔵されている。

インスピレーションと作品説明

この絵画は、フランシスコ・ゴヤによって描かれた『バルコニーのマハたち』の影響を受け、『アトリエでの昼食』と同じ時期に、また同じ目的で制作された。

この三人の登場人物は、みなマネの友人であったが、お互い繋がりがないようである。左側のベルト・モリゾは空想にふけり、近付きにくいヒロインのようで、若いバイオリニストのファニー・カラスと画家のアントワーヌ・グィレメットは無関心なように見える。背景の少年はマネの息子のレオンで、手すりの丁度後ろにあじさいとボールを持った犬がいる。

評価

バルコニーの強烈ではっきりとした緑色は、多くの注目を引き寄せた。

その証拠として1878年の”19世紀ラルース大百科事典”にこの作品について次のような記事が載せられた。「この絵画は、1869年のサロンに展示された。そしてこの作品は、風変わりな写実主義と言われている作品のうちのひとつで、この悪い評判はマネと結びつけられている。」

この百科事典では、この作品を”不協和音”だと書いた。色のコントラスト(背景が完全に黒、白い顔と洋服、男性のブルーのネクタイ、緑の手すり)は、”ミステリー”の雰囲気を創りだしていると表現している。

関連作品とその来歴

『バルコニー』の下書きである『マドモアゼル・カラス』の肖像画は、オックスフォードのアシュモリアン美術館に展示されている。

この肖像画の題目は、マネの妻、スザンヌ・リーンホフの親友であるファニー・カラスに由来する。この未完成の肖像画は、完成された『バルコニー』の下書きとして描かれた。1883年、マネの早過ぎる死の後、著名な芸術家ジョン・シンガー・サージェントによってスタジオセールで購入された。

この肖像画は、1868年に描かれてからたった一度だけ公開されただけであったが、2012年にアシュモリアン美術館はこの肖像画を獲得し、イギリスで公共のコレクションとして永久に保管するための資金を集めることに成功した。

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基本情報・編集情報

  • 画家エドゥアール・マネ
  • 作品名バルコニー
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1868年 - 1869年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩 カンヴァス
  • 高さ170cm
  • 横幅124.5cm
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