作品概要

とある若者の肖像画》は、画家のマサッチオによって制作された作品。制作年は1426年から1427年で、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館に所蔵されている。

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『とある若者の肖像画』はルネッサンス期のイタリア人画家であるマサッチオが1426年から1427年の合間にて作成したテンペラ画作品である。しかし、この作品が実際にマサッチオの描いた物なのかについてはまだ争論が存在している。現在、この作品はアメリカのボストンに所在するイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館にて所蔵されている。この美術館に所蔵されているコレクションのすべては皆一個人が所有していたものである。

『とある若者の肖像画』の保存状態は極めて悪いもので、現在の作品の色は完成当時のものと比べ、劇的に変わっている。この絵のモデルはとある裕福な若者であり、彼はルネッサンス期のファッショナブルな服を着ていて、当時流行りの被り物であるシャペロンを身に着けている。この肖像画は顔が細部まで丁寧に描かれているが、身体については一般的な描写で描かれている。マサッチョが若者の顔を描く際に使ったのは強めのラインで、そのラインにより顔には鋭い輪郭が出来、彫刻のような仕上がりとなっている。また、若者が身に着けているシャペロンをキャンバスの右端でカットすることによって、そのシャペロンの立体感が強調されている。

この絵はマサッチオがフィレンツェ地方に所在するサンタ・マリア・デル・カルミネ大聖堂の為に描いた幾つかの、聖ペテロのストーリーに纏わる作品と比べられ、その結果として、マサッチオが描いたのではないかと推測されている。また、作成年代からみると、この作品は15世紀のフィレンツェで作成された、最古の独立した肖像画ではないかとも思われている。

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基本情報・編集情報

  • 画家マサッチオ
  • 作品名とある若者の肖像画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1426年 - 1427年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館 (アメリカ)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ42cm
  • 横幅32cm
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