作品概要

羊飼いの礼拝》は、画家のジョルジュ・ド・ラ・トゥールによって制作された作品。制作年は1644年から不明年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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『羊飼いの礼拝』は、フランスの画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールによって、おそらく1644年頃に描かれた絵画である。ルーヴル美術館に所蔵されている。

この作品は、ラ・トゥール晩年期の初めに描かれたものである。産まれたばかりの赤子を祝福している家族のように見えるが、「羊飼いの礼拝」というキリスト教主題の作品である。イエスが産まれた夜、野宿をしていた羊飼いたちが「今夜ダビデの町に救い主がお生まれになった」という天使の声を聞く。羊飼いたちはベツレヘムに向かい、探し当てたイエスに礼拝をした、というエピソードから来ている。

イエスやマリアなどの聖人に通常描かれる光輪は、この作品には描かれていない。聖母マリアはイエスを崇拝するように手を合わせ、赤子のイエスはスワドリング(包帯上のおくるみ)に巻きつけられながらも輝いている。光源は右側にいる聖ヨセフ(マリアの夫)が手に持っているろうそくであるが、そこから離れた位置にいるマリアの顔まできちんと輝いているように見えるのは、その聖性を表すために他の人物と描き分けるためでもあろうが、イエス自身が光を発していることを示しているのかもしれない。

「羊飼いの崇拝」は西洋美術の中で最も頻繁に描かれている主題の一つであるが、ラ・トゥールは、いかにも実在しそうな羊飼いをリアルに表現した点でユニークであると言える。中央にいる三人の羊飼いたちは、それぞれ異なった表情にその感情をにじませるように描かれている。

基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
  • 作品名羊飼いの礼拝
  • 制作年1644年-不明年
  • 製作国不明
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ107cm
  • 横幅131cm
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