作品概要

ルクレツィア》は、画家のパルミジャニーノによって制作された作品。制作年は1540年から1540年で、カポディモンテ美術館に所蔵されている。

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《ルクレツィア》は、イタリアのマニエリスムを代表する画家パルミジャニーノによって、1540年頃、パルミジャニーノの晩年にかけて完成した作品である。

一見してわかる通り、自害している女性の衝撃的な絵画だ。ルクツィアとは、ロレンツォ・ロットの絵画にも登場したことのある、古代ローマの逸話に登場する女性。そのストーリーは下記のとおりである。

古代ローマ7代目の王に、傲慢王と呼ばれたタルクイニオ(タルクイニウス)がいた。ある日、その息子セストと甥のコッラティーノが、任地先でそれぞれ自分の妻がいかに貞淑かという自慢をした。しかし、彼等がローマに帰り、それぞれの妻がどうしていたかというと、セストの妻はパーティー三昧。ところが一方、甥コッラティーノの妻ルクレツィアは、静かに糸をつむいで夫の帰りを待っていました。

それに嫉妬したセストは、ある日コッラティーノの屋敷を訪れ、一人でいたルクレツィアを罵った。抵抗する彼女に対して、言う事を聞かねば奴隷との不義密通の現場を見つけたためと理由をつけて己を殺害する、とルクレツィアを恐喝。彼女はその脅しに屈するしかなかった。

その後、夫と父親に真相を手紙で書き、その恥辱の汚点をぬぐうことはできないとし、ルクレツィアは自ら命を絶った。

この絵画の中には血がほとばしることもなく、痛みに顔をゆがめることもなく、悲しい表情も見られない。

パルミジャニーノの作風である暗い背景の中、宙を見つめ自らの行為に恍惚とした表情のルクレツィア。あくまで優美に、神秘的に表現している。

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基本情報・編集情報

  • 画家パルミジャニーノ
  • 作品名ルクレツィア
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1540年 - 1540年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵カポディモンテ美術館 (イタリア)
  • 種類油絵
  • 高さ68cm
  • 横幅52cm
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