作品概要

聖母子と二天使》は、画家のフラ・アンジェリコによって制作された作品。制作年は1420年から1420年で、ボイマンス・ヴァン・ベーニゲン美術館に所蔵されている。

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「聖母子と二天使」は、フラ・アンジェリコの初期の作品のひとつで、フラ・アンジェリコは初期ルネッサンス期にフィレンツェで活躍した画家の一人である。グイド・ディ・ピエトロの名で画家としての活動を始め、その後、兄ベネデットとともに「戒律厳守派」の修道院に入り、「聖者のような」画僧生活をおくったとされている。フラ・アンジェリコは、「修道士アンジェリコ」を意味する通称である。

彼の修行時代の記録は存在しないが、彼がロレンツォ・モナコの工房で修行をした可能性は非常に高いとされている。1420年ころのフィレンツェ絵画は、「国際ゴシック様式」の強い影響を受けており、当時のヨーロッパ全域に広まっていた。ロレンツォ・モナコが制作した多くの祭壇画はこの「国際ゴシック様式」にもとづいている。フラ・アンジェリコの初期のいくつかの「聖母像」もまたこの様式で描かれ、栄光のなかで光輝く近寄りがたい存在として聖母子があらわされている。

あざやかな色彩、とくに聖母マリアの背後の織物に見られる金色の装飾文様などはロレンツォ・モナコの技法を思わせるものである。右側の天使の衣装をきわだたせるため、フラ・アンジェリコは黒ではなく赤と緑の2色を使っている。ロレンツォ・モナコにならって、左側の天使の横顔や衣装の縁取りを流れるような曲線で描いている。しかし、人物が地面にしっかり立っている点、そして聖母と二人の天使の位置がはっきりと前後に描き分けられている点などは、ロレンツォ・モナコの聖母像の描き方とは異なる点である。

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基本情報・編集情報

  • 画家フラ・アンジェリコ
  • 作品名聖母子と二天使
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1420年 - 1420年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ボイマンス・ヴァン・ベーニゲン美術館 (オランダ)
  • 種類テンペラ・板
  • 高さ80.5cm
  • 横幅47cm
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