作品概要

トルコの奴隷》は、画家のパルミジャニーノによって描かれた作品。制作年は1533年から1533年で、パルマ国立美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《トルコの奴隷》は、イタリアのマニエリスムを代表する画家、パルミジャニーノによって1533年に描かれた作品である。

この絵画はイタリアの若い女性のポートレイトであり、《トルコの奴隷》というタイトルは、女性が頭に巻いている大きなターバンに由来する。この頭に巻いているターバンは、当時イタリアの貴族女性の間で流行していた髪飾りであり、バルゾー(Balzo)と呼ばれていた。当時のポートレイトには数多く登場している。また、彼女が身につけているドレスの下には、ギンプと呼ばれる肌着を身につけている。

この若い女性は、茶色の髪と茶色の目、また碧色のパフスリーブドレスは肩からはだけかけ、ゴールドのストライプの肌着を覗かせている。頭に乗せた髪飾りは、愛や家紋の隠喩であったとされている。この髪飾りは16世紀前半にとても流行した。彼女が手にもつ羽の扇子は、彼女の高貴な身分を表すものであろう。

この作品は17世紀後半、イタリア、トスカーナのレオポルド・ディ公爵(メディチ家)よって保管されていたが、彼の死後、メディチ家の手によってフローレンスへ渡った。

当時は背景が暗い色で描かれていたが、1968年に一部の研究家によって実は背景は明るいアースカラーだと解明され、塗り直された。しかし、パルミジャニーノのポートレイトは、背景がダークカラーな作品が多々あり、この研究結果、塗り直しは、のちに批判されることとなった。

現在はイタリア、パルマ国立美術館に展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家パルミジャニーノ
  • 作品名トルコの奴隷
  • 制作年1533年-1533年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵パルマ国立美術館 (イタリア)
  • 種類
  • 高さ63cm
  • 横幅57cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • トルコの奴隷の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。