作品概要

受胎告知(1433年)》は、画家のフラ・アンジェリコによって制作された作品。制作年は1433年から1434年で、司教区美術館(コルトーナ)に所蔵されている。

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この絵は、フィレンツェで花形画家として活躍したフラ・アンジェリコの祭壇画である。本名はグイ-ド・ディ・ピエトロ (Guido di Pietro) (1400-1455)で、フラ・アンジェリコは「修道士アンジェリコ」を意味する通称である。20歳になる少し前からドミニコ会戒律厳守派の修道院に入り、生涯にわたって「聖者のような」画僧生活をおくった。

『受胎告知』は主イエスの生誕の逸話の中で、新約聖書ルカ福音書第1章に記された。大天使ガブリエルがマリアに、神の母になることを告げている場面である。フラ・アンジェリコの受胎告知は、これが唯一のものではなく世界中の美術館に収蔵されている。そして、彼が最初にこの構図で受胎告知を描いた者であると言われている。

この司教区美術館(コルトーナ)のサン・ドメニコ聖堂のために、アンジェリコが制作した祭壇画では、明らかに夜の場面が描かれている。大天使ガブリエルと聖母マリアは、頭上の金色の星によって照らされている。二人の交わしている言葉もイエス・キリストを象徴すると思われる円柱のまわりに金色で記されているのが見て取れる。

後景の左手には、神の命により禁断とされていた知恵の実(知識の実)を食したことにより楽園を追放される『アダムとイブ』が描かれている。

この祭壇画のプレデッラでは、聖母マリアの生涯が語られている。注目すべきは「聖母エリザベトの訪問」で、背景にはイタリア中部にあるトラジメーノ湖が描かれている。コルトーナのサン・ドメニコ聖堂からはまさにこの風景がのぞめるのである。イタリアの絵画で実際の風景が描かれたのはこれが最初である。

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基本情報・編集情報

  • 画家フラ・アンジェリコ
  • 作品名受胎告知(1433年)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1433年 - 1434年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵司教区美術館(コルトーナ) (イタリア)
  • 種類テンペラ・板
  • 高さ175cm
  • 横幅180cm
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