作品概要

最後の審判(1432年)》は、画家のフラ・アンジェリコによって制作された作品。制作年は1432年から1435年で、サン・マルコ美術館に所蔵されている。

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この絵は、15世紀前半のフィレンツェを代表する画家フラ・アンジェリコの作品である。フラ・アンジェリコは、本名はグイ-ド・ディ・ピエトロ (Guido di Pietro) (1400-1455)で、フラ・アンジェリコは「修道士アンジェリコ」を意味する通称である。

フィレンツェのサンタ・マリア・デル・アンジェリ教会の依頼で描かれたものである。教会でミサが行われている間、神父様がお座りになる場所を飾るため、聖歌隊席の右手側に据えられた絵である。

非常に豊富な神学的、文学的、芸術的伝統が、フラ・アンジェリコの最後の審判の着想に活気を与えている。彼のイメージは、旧約聖書の預言者たちの言葉を含む聖書の資料から明らかになった。預言者たちは、「人間の息子」が黙示録的に天にやって来ることを鮮明に予言している。また同様に、聖マタイも聖人たちと忌まわしい者たちとの分離によって、永遠の命と地獄の罰に送られることを示している。神曲でのダンテ・アリギエ-リの「天国」と「地獄」の強烈な映像はアンジェリコのイメージの源となった。

この絵は、フラ・アンジェリコの作品の大部分と同様に、その図像はその当時の標準的なものとして扱われている。教会に描かれている絵画の中で最も一般的なテーマは、壁に描かれているものの中に多くみられる。絵画上部の中心には、白い王座に座ったイエス・キリスト、その周りを天使たち、マリア、ヨハネ、そして聖徒たちが囲んでいる。キリストは生と死の裁判官であり、彼の左手は地獄を指し示し、右手は天国を指している。キリストの右手にはパラダイスがあり、天使たちには救いの手が差し伸ばされ、美しい庭園を通って光り輝く街へといざなわれている。中央には、最終的な審判を受けるために墓から出てきた死者の壊れた墓がある。キリストの左手の悪魔たちは、邪悪な者たちを地獄へ突き落とし、そこで邪悪な者たちは苦しんでいる。一番下のサタンは、邪悪な者たち三人にしゃぶりつき、他の二人には掴みかかっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家フラ・アンジェリコ
  • 作品名最後の審判(1432年)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1432年 - 1435年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵サン・マルコ美術館 (イタリア)
  • 種類テンペラ・板
  • 高さ105cm
  • 横幅210cm
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