作品概要

トゥールーズの聖人クリストファー、ジェロームとルイス》は、画家のジョヴァンニ・ベリーニによって制作された作品。制作年は1494年から1513年で、ヴェネツィア、サン・ジョバンニ・クリソストモ教会に所蔵されている。

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この絵はベリーニの後期の作品で、イタリアのルネッサンス芸術家ジョルジョーネのトーナリズムを取り入れた時期のものである。ヴェネツィア商人ジョルジオディレッティに1494年依頼された物。しかしながら、サインされている完成日は1513年であり、依頼から完成までの20年間の詳細は知られていない。

レイアウトはヴェネツィアの伝統的かつ一般的な聖なる会話の場面を表現したもので、ベリーニの他の作品にも多く見られる3人の聖人、アーチ、背景に風景を描く形式である。一般的には聖母マリアが描かれる位置に、岩の上で聖書を読む聖人ジェロームが描かれている。その下に、署名とカルトューシュが小さく描かれた手すり壁によって隔てられた聖人クリストファーと聖人ビショップが立っている。

後者は当初、書De civitate Dei(神国論)に基づき聖人オーガスティンとみなされていたが、表紙に描かれていないという事から外典である事が分かった。さらに、アンジュー家のユリが描かれたマントによりトュールーズの聖人ルイスとみなされた。
聖人ルイスが静観的で礼拝的な生の象徴であり、聖人クリストファーは説教の象徴であることからも、聖人達はおそらくネオプラトンのテーマに基づき選ばれていると推測される。この観点から見ると、ジェロームは宗教世界で最高位に位置すると考えられる。

上方のアーチはカトリック教会のシンボルである。アーチに描かれたギリシャ語の碑文14により聖人ジェロームはその聖人であると言及されている。ギリシャ語の使用についてはギリシャ語を話すヴェネツィアのサン・クリストモ教会に由来する。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョヴァンニ・ベリーニ
  • 作品名トゥールーズの聖人クリストファー、ジェロームとルイス
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1494年 - 1513年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ヴェネツィア、サン・ジョバンニ・クリソストモ教会 (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ300cm
  • 横幅185cm
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