作品概要

聖母戴冠(1434年)》は、画家のフラ・アンジェリコによって制作された作品。制作年は1434年から1435年で、ウフィツィ美術館に所蔵されている。

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この絵は、フラ・アンジェリコにより描かれた数ある聖母戴冠(パリのルーヴル美術館、フィレンツェのサン・マルコ美術館、フィレンツェのウフィツィ美術館所蔵など)の中の一つである。1432年頃の作品で、フィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されている物である。作者であるフラ・アンジェリコは、15世紀前半のフィレンツェを代表する画家であり、本名はグイ-ド・ディ・ピエトロ (Guido di Pietro) (1400-1455)で、フラ・アンジェリコは「修道士アンジェリコ」を意味する通称である。

この絵は、「聖母戴冠」の「派生作品」の中で、最も優れたものと言われている。フィレンツェのサンタ・マリア・ヌォーヴァ病院の為に制作された作品である。

「聖母戴冠」は、聖書外典に基づくもので、聖母が死後、天上界で戴冠される光景を表しており、この絵は栄光に満ちた息子であるキリストから冠を授かる場面である。しかし、この作品は厳密には聖母の戴冠ではなく、戴冠直後の場面が描かれたものである。マリアは既に冠をかぶっており、イエスは最後の宝石を聖母の冠に着けようとしているところである。

アプローチは、雲の上に浮かぶ空の場面を表現しており、華やかな金色が画面いっぱいに広がり、非現実的な雰囲気の中、陽光が周囲を照らしている。天使の合唱団が歌と踊りで天国の女王になるマリアを迎える。右の前景では、後ろの人々に向けて、青い服を着た天使がポータティブオルガン(小型のパイプオルガン)を演奏している。上段では、両サイドのグループで、トランペットが頭上に上げられている。他には、左手に美しいリュート(ギターに似た楽器)や右手には小さな楕円形のバイオリン(または大型のマンドリン)が見て取れる。内側の輪には六人の背の高い天使が踊っている。彼らの揺れ動いているローブと手の向きが彼らの動きを表現している。

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基本情報・編集情報

  • 画家フラ・アンジェリコ
  • 作品名聖母戴冠(1434年)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1434年 - 1435年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウフィツィ美術館 (イタリア)
  • 種類テンペラ・板
  • 高さ112cm
  • 横幅114cm
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