作品概要

無原罪の御宿りの寓意》は、画家のジョルジョ・ヴァザーリによって制作された作品。制作年は1541年から1541年で、ウフィツィ美術館に所蔵されている。

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『無原罪の御宿りの寓意』は、ジョルジョ・ヴァザーリによって1541年頃に描かれた絵画である。

作品の主題である「無原罪の御宿り」とは、人類が等しく背負っている原罪は聖母マリアにはないものとする、カトリック教会の教義である。「マリアはイエスを宿した時に原罪が潔められた」ということではなく、「マリアは母アンナの胎内に宿った時から原罪を免れていた」という意味になる。「寓意」とは、抽象的なことがらを具体化する表現技法のことであり、マニエリスムの画家の作品によく見られた。

この作品は、ジョルジョ・ヴァザーリによって制作された宗教的主題の絵画の中で、最も熟達したものといえる。しかしながら、寓意的な象徴で満たされた画面は複雑そのものである。小さな天使たちに囲まれている聖母マリアの描写には、ヴァザーリがローマで見たラファエルの作品から受けた影響が見える。一方、絵画の下部にある寓意的な人物たちは、ミケランジェロの劇的なダイナミズムに触発されている。

聖母マリアの足下にいるのは蛇の下半身を持つ悪魔である。蛇の悪魔は善悪の木に巻き付いている。その下ではアダムとエヴァ、アブラハムとイサクらの原罪を背負った人々が手首を縛られているのが見える。マリアは神聖な光で彼らを照らすことで、原罪から解放しようとしている。

ウフィツィ美術館に展示されているこの小さな絵は、ヴァザーリが1540年に銀行家ビント・アルトヴィティの依頼により、フィレンツェのサンティ・アポストリ教会内の礼拝堂のために制作した作品の複製である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジョ・ヴァザーリ
  • 作品名無原罪の御宿りの寓意
  • 制作年1541年-1541年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウフィツィ美術館 (イタリア)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ58cm
  • 横幅39cm
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