作品概要

オリブ園の祈り》は、画家のジョヴァンニ・ベリーニによって制作された作品。制作年は1459?年から1465?年で、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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ジョヴァンニ・ベリーニは、義理の兄弟である画家アンドレア・マンテーニャの影響の下、キャリアのかなり早い段階でこの作品を描いた。ベリーニは宗教的な場面を好んで描いた画家であり、このような作品は15世紀のイタリアでは非常に人気があった。

主題と描写

「オリブ園の祈り」には、逮捕前夜のイエスがゲッセマネの園で祈るという聖書の一場面が描かれている。彼の弟子であるペテロ、ヤコブ、ヨハネが前景で眠っている一方で、遠景にはイエスを裏切ったユダがローマ人の兵士達を導いているのが小さく見える。 兵士達はイエスを逮捕し、磔刑に処することになる。

イエスは死が迫りくるのを知っており、この園に慰めを求めて「この杯を私から過ぎ去らせてください、しかしわたしが願うようにではなく、あなたのみこころのようになさってください」(マタイの福音書第26章42節)と祈った。イエスは3人の弟子達が共に祈ることを望んだが、彼らは目を覚まさなかった。

代わりに、神は天使を使いに遣ってイエスを慰め、励ます。それは絵の右側上端に描かれている。天使は、イエスの差し迫った犠牲を象徴する杯を持っている。地平線に見える夜明けのやわらかい光が、救済の希望を示唆している。

円形の構成

この作品をの中心は祈りを捧げているイエスが占めているが、絵画全体は円形の構成を有している。鑑賞者の目は、その構成の中で苦渋に満ちたイエス、ローマ人の兵士、眠っている弟子、そして最後に空の天使と明るい地平線へと導かれる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョヴァンニ・ベリーニ
  • 作品名オリブ園の祈り
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1459?年 - 1465?年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ロンドン・ナショナル・ギャラリー (イギリス)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ81.3cm
  • 横幅127cm
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