作品概要

牧場の聖母》は、画家のジョヴァンニ・ベリーニによって制作された作品。制作年は1505年から?で、ナショナルギャラリーに所蔵されている。

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ジョヴァンニ・ベッリーニの最も代表的な作品のひとつである《牧場の聖母》(Madonna del Prato,)は、聖母マリアと幼児キリストを描いた1505年の作品であり、現在はイギリス・ロンドンのナショナル・ギャラリーに展示されている。当初は木材に油と卵テンペラを用いて描かれていたが、ところどころに損傷を受け、1949年に修復されキャンバスへ写し取られた。

図像

この作品においては、ゆったりとそしてきらきらと輝くように広がる田舎の風景に座る聖母マリアの中世の図像が見て取れる。背景には、ベニスの農地と要塞化された丘が描かれている。その敬虔な情景と景観の様子、両方の面から見ても秀作と言える。

ベッリーニの作品の中でも特に秀逸と言われている風景描写は、日常の些細な部分まで丁寧に描かれており、それによりまるで聖母マリアとキリストがごく普通の母子であるかのように人間味や親近感がわくイメージに仕上がっている。

寓意

聖母マリアの左側では、おそらく鶴であろう鳥がヘビを攻撃している。これは善と悪の葛藤や争いを表しているものと思われる。また木にとまっているハゲワシは、死をイメージさせるものでもある。

また二人のポーズは、大人のイエスが母マリアのひざで死を迎える姿を描いたピエタ(十字架から降ろされたキリストを抱くマリアの彫刻や絵画)を連想させ、イエスの死と受難について思いを馳せるよう導かれるかのようである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョヴァンニ・ベリーニ
  • 作品名牧場の聖母
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1505年 - 不明
  • 製作国不明
  • 所蔵ナショナルギャラリー (イタリア)
  • 種類キャンバス、油彩
  • 高さ67cm
  • 横幅86cm
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