作品概要

自画像》は、画家のハンス・ホルバインによって制作された作品。制作年は1542年から1543年で、ウフィツィ美術館に所蔵されている。

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ハンス・ホルバイン(子)による自画像である。1542年から1543年にかけて制作され、イタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されている。

金色の背景部は、後に別の画家によって加えられた部分である。美術史家のジョン・ローランズは、「この作品は全ての方向に拡大され、さらに大幅に手を加えられているが、元絵はホルバインによって描かれたものであるという前提は否定しきれないだろう。文字も後世に追加されたものであるが、以前書かれたものをなぞったことがわかるような痕跡がかすかに残っている」と述べている。

左利きのホルバインが筆を握っているという、ルーカス・ホーレンバウトによる模写なども存在している。作品内のホルバインが鑑賞者に向ける直接的な視線は、彼が鏡を見て描いていた可能性があると指摘する美術史家もいる。

この作品は、1681年にコジモ3世・デ・メディチによってロンドンにて購入されている。ホルバインによる他の作品と同様に、一本一本精密に描かれた髪の毛の流れなど、細部に注目した描写が見られる。

1543年にホルバインが没する、まさに直前期の作品である。サイズは小さく、紙にチョークで描かれているので、多くの他の肖像画とはだいぶ印象が異なる。ヘンリー八世によって宮廷画家の身分を剥奪され、それ以降地位を回復できず、失意の中イギリスという異郷の地で死んでいくことになるホルバインのしかし、不屈の精神とも言うべき強いまなざしが表れている作品である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ハンス・ホルバイン
  • 作品名自画像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1542年 - 1543年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ウフィツィ美術館 (イタリア)
  • 種類チョーク、ペン
  • 高さ32cm
  • 横幅26cm
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