作品概要

キリストの死の悲嘆(ピエタ)》は、画家のカルロ・クリヴェッリによって制作された作品。制作年は1485?年から1485年で、ボストン美術館に所蔵されている。

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『キリストの死の悲嘆(または、『ピエタ』)』は、カルロ・クリヴェッリが、描いたテンペラ画である。

ヴェネチア出身のカルロは、アドリア海岸沿いのマルケ州で、生涯の大部分を過ごした。そこで、カルロは激しい感情と、装飾的な壮麗さが組み合わされた、心の通った芸術を完成させた。この絵画は、様々な悲嘆の表情と、悲痛で緊迫した聖ヨハネの手と、キリストの死により硬直した手の絡み合った様子により、鋭く激しい苦悩が伝わってくる。それと同時に、美しく描かれた果物や野菜、立体に装飾された後光、衣服などが、この絵画に貴重品的品質を与えている。

この絵画の形と、この絵画の視点が描かれた人物達よりもかなり下にあることから、この作品は祭壇画の上段中心パネルであったのではないかと考えられている。

カルロの作品はは、初期ルネサンスに区分されるが、この絵画はルネサンス芸術の典型的例とは言い難い。その他のルネサンスの芸術家の狙いとは異なり、カルロは、人物の感情に重要性を置き、その人物の身体的比率には、それほど注意をはらっていない。ルネサンス期は、芸術家が彼らの造形能力をよく見せるために、筋肉を強調し、肢体の比率を注意深く計り、人間を描き、彫刻を造った。この観点から、カルロのこの作品は、他のイタリア・ルネサンス絵画の中で、際立っていると言える。この作品の最も重要な点は、この芸術作品が、何を描いているのかという観点で、肉体的なものよりも、精神的なものを強調しているところである。

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基本情報・編集情報

  • 画家カルロ・クリヴェッリ
  • 作品名キリストの死の悲嘆(ピエタ)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1485?年 - 1485年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ボストン美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類テンペラ、木製パネル
  • 高さ88.3cm
  • 横幅53cm
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