作品概要

聖母子》は、画家のカルロ・クリヴェッリによって制作された作品。制作年は1480?年から1480?年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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『聖母子』は、カルロ・クリヴェッリが、1480年頃に描いた絵画である。この小さな絵画は、カルロが描いた作品の中で、最も繊細で優美な作品の一つである。この作品は、近代的な性質を持っており、超現実主義的に描かれ、現実と虚構の両方が存在している。

この聖母子は、陶器で造られているかのように非現実的に描かれ、聖母マリアの優雅な手指はとても長い。絵画上部に描かれている果物も、信じられないほど大きく描かれている。それとは対照的に、敷居の右側の石のひび割れは、現実の石の古さを表現している。特に、カルロの熟練した幻覚法は、左側の歩く蠅の描写である。実物大で写実的に描かれ、絵の上を歩いているのか、それとも絵の中の敷居の上を歩いているのか迷うほどである。林檎と蠅は、罪と罰の象徴である。それとは逆に、胡瓜と赤子キリストの手に握られている鳥、ゴシキヒワは、キリストによる罪の救済を意味している。

背景に描かれているターバンを付けた人物達(異教者達)が歩いているあたりの優れた精緻な細部の装飾は、フランドル派の絵画に着想を得たのかもしれない。トロンプ・ルイユ(騙し絵)のような詳細の描写は、人形のようなかわいらしさの聖母マリアと呼応し合うように描かれている。

この作品は、執拗な写実主義で描かれているが、それを神秘的な強烈さに変化させた絵画である。他のベネチアの芸術家と同様に、カルロは、初期のオランダの「近視的」描写の写実主義絵画に強く影響を受けている。加えて、初期ゴシック芸術の様式化された洗練された線や輪郭線の鮮明さも好んでいた。カルロは、このように違う要素を一つ結びつけ、絵画中で競い合うように描いている。

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基本情報・編集情報

  • 画家カルロ・クリヴェッリ
  • 作品名聖母子
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1480?年 - 1480?年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類テンペラ、金箔、木製パネル
  • 高さ37.8cm
  • 横幅25.4cm
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