作品概要

ヤコプ・マイアーの聖母》は、画家のハンス・ホルバインによって制作された作品。制作年は1526年から1528年で、ヨハン・ホールに所蔵されている。

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『ヤコプ・マイアーの聖母』は、ドイツの画家ハンス・ホルバイン(子)によって1526年から1528年にかけて制作された絵画である。『ダルムシュタットの聖母』とも呼ばれている。ホルバインの描いた宗教画の中では最も有名なものである。個々の人物を描き分ける描写、しわのよったカーペットなどに見られる空間描写などに画家の技量が表れている。

バーゼルで完成された本作は、バーゼル市長ヤコプ・マイアー、その最初の妻(早くに没する)、現在の妻、娘を、聖母子の周囲に配置する形で描いている。左側、ヤコプの下にいるのは、死んだ二人の息子であり、ラファエロ式の三角構図で描かれている。人物達が聖母を囲むことでその聖なる加護を得るという、典型的な「慈悲の聖母」をモチーフとした絵画であるが、注文主のヤコプが聖母マリアと同じ大きさで描かれているのは、通常では見られない珍しいことである。宗教改革に積極的な反対の立場をとっていた市長の、断固としたカトリックの信念を証明する作品でもある。

本作はイタリアのルネッサンス宗教画の影響を受けており、『岩窟の聖母』を思い起こさせるポーズの幼子キリストと、左下の子供のブロンドの巻毛とぷっくりとした頬に、レオナルド・ダ・ヴィンチの影響が見られる。緻密かつ写実的な人物描写には、フランドル派の肖像画の要素も見受けられる。

以前はダルムシュタット城美術館の所蔵であったが、現在はドイツ・シュヴェービッシュハルのヨハン・ホールに展示されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ハンス・ホルバイン
  • 作品名ヤコプ・マイアーの聖母
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1526年 - 1528年
  • 製作国スイス
  • 所蔵ヨハン・ホール (ドイツ)
  • 種類油彩
  • 高さ146.5cm
  • 横幅102cm
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