作品概要

ブラデリンの祭壇画》は、画家のロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって制作された作品。制作年は1450年で、ベルリン絵画館に所蔵されている。

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《ブラデリンの祭壇画》はロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって制作された祭壇画である。17世紀にオランダの都市ミデルブルフにあったことから、当初は「ミデルブルフの祭壇画」と呼ばれていた。

絵画の名称

ミデルブルフはブリュージュの裕福な市民ピーテル・ブラデリンとその妻によって1444年に新しく造られた町であることから、祭壇画の注文者もブラデリンだと考えられ、現在は《ブラデリン祭壇画》と呼ばれている。

しかしこれには疑問もある。子供のいなかったブラデリンの死後、ミデルブルフの町は別人の領地となり、その後祭壇画が制作された可能性もあるからだ。また、町の創設者はピーテルとその妻であるのに、祭壇画に描かれた寄進者像は男性一人だけである。従って、注文者は今の所不明と言うべきであろう。

構成

作品は中央のパネルと、開閉できる両脇のパネルの3枚からなる。中央のパネルでは生まれたばかりのキリストに向かって礼拝する、聖母マリアと聖ヨセフ、そしてその傍に、注文者の男性が跪いている。

背景には実際のミデルブルフの町と思われる風景が描かれている。人物のいる建物の廃墟はロマネスク様式の教会に似ていて、手前の円柱は物理的に意味をなしていないので、そこに何らかの象徴的意味を読み取ることができるかもしれない。それは例えば、キリストが受難の際に縛り付けられた柱の予兆といった解釈だ。

左のパネルではローマの皇帝に扮したブルゴーニュ公や預言者らが天に出現した聖母子に跪き、右のパネルでは東方の博士(あるいは王)たちがキリストに礼拝するため星に導かれてやってこようとしている。これらのパネル全体が、キリストの教えが西方にも東方にもあまねく伝わっていくことを示しているのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
  • 作品名ブラデリンの祭壇画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1450年
  • 製作国ベルギー
  • 所蔵ベルリン絵画館 (ドイツ)
  • 種類板、油彩
  • 高さ91cm
  • 横幅169cm
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