作品概要

女性の肖像》は、画家のロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって制作された作品。制作年は1460?年から1460?年で、ナショナル・ギャラリー(ワシントン)に所蔵されている。

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この作品は1460年ごろ、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって描かれた油彩画だ。1937年よりワシントンのナショナル・ギャラリーに所蔵されており、「あらゆる美術流派による女性の肖像画のなかで最も有名なもの」と言われている。

モデルとなった女性

ロヒールは晩年まで何度も肖像画の制作を依頼されていた。後代の画家から高く評価されているのは透徹した観察力。この肖像画では、描かれた女性の謙虚さや控えめな態度が、繊細な体型や目の緊張した様子、硬く握られた手によって表現されている。

また、狭い肩やぴっちりとまとめられた髪、高い額、髪飾りで入念にセットされた髪型など、ゴシック期のブルゴーニュの理想的な美しさが体現されている。

この絵はロヒールのサインがある唯一の女性の肖像画であるが、モデルが誰かはわかっていない。おそらく10代後半から20代前半の女性とされている。

ロヒールの技法

この作品では女性のヴェール、首と顔の輪郭、腕により、幾何学的な構図が形成されており、光と影、服とヴェールと帯の鋭いコントラストはほとんど超自然主義的。ゴシック的な優雅さを醸し出している。平面的な青緑色の背景に浮かび上がる、正面を向いた女性の姿。背景が無地であることで、視線は自然とモデルに集中する。

ロヒールは他の画家がしていたよう、モデルを理想化することはなかったが、いつもより良くなるよう描いていた。モデルは皆ファッショナブルな服装をしており、時には彫刻のような卵型の輪郭にし、写実性から遠ざかることも。独自の美意識を反映させたため、ロヒールが描く肖像画の女性たちはよく似た顔をしている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
  • 作品名女性の肖像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1460?年 - 1460?年
  • 製作国ベルギー
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー(ワシントン) (アメリカ)
  • 種類板、油彩
  • 高さ34cm
  • 横幅25.5cm
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