作品概要

ミラフロレスの祭壇画》は、画家のロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって制作された作品。制作年は1435年で、ベルリン絵画館に所蔵されている。

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《ミラフロレスの祭壇画》は、現在のスペインの一部になる、カスティリャ王ファン2世の注文で、スペインの都市ブルゴス近郊のカルトゥジオ会修道院のためにロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって制作された作品である。

構成

祭壇画は3枚のパネルから構成され、向かって左から「キリスト降誕」、「ピエタ」、「マリアの前に現れる復活後のキリスト」をそれぞれ表している。初期ネーデルラント絵画でよくあるように、この祭壇画の細部にも様々な象徴が含まれている。

例えば3枚のパネルに描かれた聖母マリアは、それぞれ服の色が違っているが、これは彼女に帰される伝統的な徳目を示している。つまり、左パネルの白は聖母マリアがキリストを生んでもなお保っていた処女性を、中央パネルにおける赤は死んだ彼女の息子に対する思いやりを、右パネルの青はキリストが復活して再び母の元へ現れるまでの忍耐を象徴しているのである。

また、それぞれのパネルを飾るアーチは、まるでゴシック建築の教会の一部のように見えるように白黒で描かれており、そこには本物の彫刻のような像が様々な意味を担って表現されている。旧約聖書の物語でキリストの生涯を予告するような場面が選ばれ、3枚のパネルの内容に対応するよう配置されているのである。

逸話

この祭壇画は長らく、ニューヨークのメトロポリタン美術館と、グラナダの王室礼拝堂とに分かれて所蔵される、小さいサイズの祭壇画のコピーだと考えられてきた。しかし描かれた板の年輪を分析した結果、ニューヨークとベルリンのものはロヒールの死後に伐採された木からできていることがわかり、一方このベルリン所蔵のものはロヒールの存命中の板材であることがわかった。その結果、この作品はこのネーデルラントの巨匠の真筆であると認定されたのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
  • 作品名ミラフロレスの祭壇画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1435年
  • 製作国ベルギー
  • 所蔵ベルリン絵画館 (ドイツ)
  • 種類板、油彩
  • 高さ220.5cm
  • 横幅259.5cm
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