作品概要

ブルゴーニュのアントワーヌの肖像》は、画家のロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって制作された作品。制作年は1461?年から1461?年で、ベルギー王立美術館(ブリュッセル)に所蔵されている。

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《ブルゴーニュのアントワーヌの肖像》は、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって1461年ごろ描かれたもの。ロヒールが手掛けた他の肖像画と同様、暗い無地の背景に、アントワーヌの正面の胸から上の四分の三が描かれている。

父と子の絆の証

アントワーヌはフィリップ善良公とその愛妾との間に生まれた庶子であるが、フィリップ善良公お気に入りの子供の一人であった。

彼が首にかけているネックレスは金羊毛騎士団の団員の証である。この騎士団は、父であるフィリップ善良公によって設立されたもの。アントワーヌと父との絆を示している。

理想的な英雄、騎士

首飾りは火打石と火打金というフィリップ善良公のエンブレムがつながってできており、中央には金の羊がさがっている。これはギリシャ神話でイアソンが追い求めたもので、また、旧約聖書においてはヘブライの士師ギデオンが、神から預言を受けた羊毛をも示している。

この2人はブルゴーニュの宮廷において、理想的な英雄とされた。そしてこのアントワーヌもまた、ブルゴーニュの理想的な騎士の一人であった。

アントワーヌの表情は堂々としていて穏やか。ロヒールの独特の技法により、顔は個性を残しつつも調和のために単純化され、理想的な騎士の姿となっている。

制作年について

アントワーヌは1456年、現在のオランダのハーグで行われた総会にて入団を許可された。そのため、この作品が1456年以降に描かれたことが確証される。

また、アントワーヌは1460年、ブリュージュの聖セバスティアヌスにおいて、弓のギルドの大会で優勝した。絵の中で手に持っている弓はその証であろう。このことから絵の制作年代は更に、1460年以降に限定され、髪型や帽子からも推定は裏付けることができる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
  • 作品名ブルゴーニュのアントワーヌの肖像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1461?年 - 1461?年
  • 製作国ベルギー
  • 所蔵ベルギー王立美術館(ブリュッセル) (ベルギー)
  • 種類板、油彩
  • 高さ38.4cm
  • 横幅28cm
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