作品概要

七秘蹟の祭壇画》は、画家のロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって制作された作品。制作年は1445年から1450年で、王立美術館(アントウェルペン)に所蔵されている。

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《七秘蹟の祭壇画》は3枚のパネルからなる祭壇画。ロヒール・ファン・デル・ウェイデンにより、1445年から1450年の間に制作された。

主題

七秘蹟とはカトリック教会の教義で、神の恩寵を目に見える形で表す儀式のこと。洗礼、堅信、聖体、告解、終油、叙階、結婚を指す。

左のパネルには、生まれてすぐの子供がキリスト教との一員として聖別される「洗礼」、幼少期に信仰を確固たるものとする「堅信」、聖職者に罪を告白して赦しを受ける「告解」が描かれている。右のパネルには、聖職者が位階を得る「叙階」、キリスト教徒として新たな家族を形成する「結婚」、そして死にゆく人に最後の塗油を行う「終油」が描かれている。

中央のパネルではキリストの磔刑が大きく描かれ、足下では聖母マリアや福音書記者ヨハネ、マグダラのマリアらが嘆き悲しんでいる。後方ではミサが行われており、残る一つの秘蹟「聖体」を示している。

現在との相関

この作品はフランス東部の町、ポリニーにある教会のための祭壇画だったと思われる。この町は当時、ブルゴーニュ公国に属していた。制作当時と同時代の教会の様子が描かれているなか、キリスト磔刑もまた、ありありと描かれている。この作品の前で行われるミサへの参列者はこの作品を目にすることで、カトリックの教義を想起したことだろう。

カトリックの教義において、ミサで捧げられるパンは時代と空間を超え、キリストの肉体に変化するとされている。つまり、中央後景にある「聖体」の秘蹟と前景にある磔にされたキリスト、さらに、この作品の前で行われるミサもまた、同一のものとみなされるのだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
  • 作品名七秘蹟の祭壇画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1445年 - 1450年
  • 製作国ベルギー
  • 所蔵王立美術館(アントウェルペン) (ベルギー)
  • 種類板、油彩
  • 高さ200cm
  • 横幅223cm
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