作品概要

聖母子と、幼い洗礼者聖ヨハネ、聖セシリア、と二人の天使》は、画家のピエロ・ディ・コジモによって制作された作品。制作年は1505?年から1505?年で、シカゴ美術館に所蔵されている。

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『聖母子と、幼い洗礼者聖ヨハネ、聖セシリア、と二人の天使』は、ピエロ・ディ・コジモが描いたトンド(円形絵画)である。独創的で、型破りなピエロも、 レオナルド・ダ・ヴィンチの魅力に取り付かれていたようで、この密集した一団が、薄暗く描かれている様子などは、レオナルドの作風を反映している。

聖母子の周りに集まっているのは、翼のない二人の天使達と、二人の聖人達である。洗礼者聖ヨハネは、スモモをキリストに差し出している。もう一人の聖人は、聖セシリアが描かれており、楽譜を手に持ち、キリストのために歌を歌っているように見える。これら二人の仕草は、この時期の絵画としては、珍しいものである。

トンドは、一般的に裕福な財政支援者の寝室のために制作された。円形の額縁は、非常に高価なものであったためである。通例、子供の誕生を祝って作られた。この絵画の場合、おそらくセシリアという名前の女の子であったと考えられる。

絵画のレントゲン検査から、ピエロは、この作品の制作中ペンティメント(制作中の絵画に大なり小なり変更を加えること)をいくつか行ったことが発見された。最初の構図は、聖母子のみを岩の洞穴の中に描き、遠くに風景が見えるものであった。その後の制作段階で、この背景を不透明な黒で塗り、聖ヨハネ、聖セシリア、と天使を描き加えた。赤外線画像処理により、更なる変更も発見された。赤子キリストは、もともと右手を大きく広げて描かれていた。この事実とキリストが左側に身を乗り出している最終的構図から、ピエロは初めから聖ヨハネの姿を描くつもりだったのかも知れない。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエロ・ディ・コジモ
  • 作品名聖母子と、幼い洗礼者聖ヨハネ、聖セシリア、と二人の天使
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1505?年 - 1505?年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵シカゴ美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類油絵、ポプラ材パネル
  • 高さ75cm
  • 横幅75cm
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