作品概要

福音伝道者聖ヨハネ》は、画家のピエロ・ディ・コジモによって制作された作品。制作年は1504年から1506年で、ホノルル美術館に所蔵されている。

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『福音伝道者聖ヨハネ』は、ピエロ・ディ・コジモが描いた油絵である。ここに描かれている福音伝道者聖ヨハネは、片手で衣服をかき寄せながら、もう一方の手で、黄金の聖杯に祝福を与えている。聖杯のふちで身をよじっている蛇を、静かに落ち着いた表情でじっと見つめている。

福音伝道師聖ヨハネは、キリストの一番目の使途で、また最も若い使途でもある。この絵画は、聖書外典の『ヨハネ行伝(?)』を引用して描かれている。聖ヨハネがエフェソスの地で、彼の強い信仰心を証明するために、毒入りの葡萄酒を飲む挑戦を行った。彼は、ただ一人の挑戦者ではなく、彼の前に二人の男が、同じことを行い、悲惨に失敗して死んでいる。そして、聖ヨハネが、初めての挑戦達成者である。ピエロが、この絵画に表現しているように、死に至らしめる飲み物を口にする前に、祝福を与え、奇跡的にも毒が、アスプクサリヘビの形をなし、葡萄酒から出て行った。言うまでもなく、聖ヨハネはこの挑戦に生き残ったため、この物語が伝えられている。

しかし、このピエロの絵画にとって、この結果は間接的なものである。画家はその代わりに、劇的で奇跡的なこの物語の最高潮を描いている。それは、聖ヨハネが祝福のために右手を上げ、蛇の体がせり上がり、体を起こして、すべり去る瞬間である。ピエロは、人物と、美しく綿密に描かれた蛇と、聖杯の静物を絵画平面のすぐ近くに配置し、窓枠の向こう側にそれらの形を映すことで、この驚異的な浄化の瞬間を強い即時的感覚で満たしている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエロ・ディ・コジモ
  • 作品名福音伝道者聖ヨハネ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1504年 - 1506年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵ホノルル美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類油絵、木製パネル
  • 高さ82.6cm
  • 横幅59.1cm
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