作品概要

マグダラのマリア》は、画家のピエロ・ディ・コジモによって制作された作品。制作年は1490s?年から1501?年で、ローマ・国立コルシーニ宮美術館に所蔵されている。

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『マグダラのマリア』は、ピエロ・ディ・コジモが木製パネルにテンペラで描いた絵画である。この絵画は、窓辺のような机で聖書を読んでいるマグダラのマリアが描かれている。机の上には、軟膏が入っているであろう小瓶がある。マグダラのマリアは、その時代のものである複数の色が使われたガウンとケープを身につけている。彼女は、肩までかかる長い巻き毛で特徴付けられている。頭には、真珠の環状の装飾品を身につけ、金銀細工のような微細な光が、彼女の髪の毛に描かれている。顔に描かれている影が、人物を立体的に見せ、彼女の安定した姿勢もこの効果を高めている。窓枠下部の敷居には、画家の署名が記されている。

多くの学者は、この作品が16世紀初期のもので、ピエロの晩年のものであると考えている。この時期の作品には、レオナルド・ダ・ヴィンチの影響が見られる。特に1501年には、レオナルドがフィレンツェに戻ってきた年なので、同年に制作されたのではないかとも考えられている。しかし、他の学者達よると、この作品は1490年代に制作され、1485年から1505年の間に制作されていた作品群の初期のものであると考えられる。この年代の作品群は、フィリッピーノ・リッピの特徴に則りながら、「北部風の特徴」を出すためにフーゴー・ファン・デル・グースの作風のような色味を押さえたものであった。

このマグダラのマリアの顔は、肖像的な特徴が特に目を引くが、このような描かれ方は、イコノグラフィー(図像学)の厳格な規則の遵守からは外れている。

以前は、アンドレア・マンテーニャの作品であると考えられていたが、1874年にはピエロのものであると修正された。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエロ・ディ・コジモ
  • 作品名マグダラのマリア
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1490s?年 - 1501?年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ローマ・国立コルシーニ宮美術館 (イタリア)
  • 種類テンペラ画、木製パネル
  • 高さ72.5cm
  • 横幅76cm
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