作品概要

聖母のエリサベツ訪問》は、画家のピエロ・ディ・コジモによって制作された作品。制作年は1489?年から1490年で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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『聖母のエリサベツ訪問』は、ピエロ・ディ・コジモのフィレンツェのサント・スピリト聖堂のために描かれた祭壇画である。ピエロは、同時代の画家であるサンドロ・ボッティチェッリや、ドメニコ・ギルランダイオ、特にレオナルド・ダ・ヴィンチにより影を薄くされていたが、ピエロの卓越した技術は、後世まで名声が残ることを確実にした。

ピエロは、この訪問の題材を見事に率直に表現している。絵画のちょうど真ん中に二人の妊娠中の女達を並べて描いている。一人は若く、もう一人は出産適齢期をすぎている女性である。この場面の重要性を強調するために、この絵画の構図は厳格に整えられている。

この年配の女性はエリザベツ(または、エリザベト)で、まもなく洗礼者ヨハネを出産する。もうすぐ母になる二人は、聖なる思いやりと相互賞賛の身振りをしている。この二人は、左側の聖ニコラオスと右側の聖大アントニオスに同伴されている。聖ニコラオスは、3つの黄金の玉を持っており、子供達の守護聖人である。聖大アントニオスは修道院制度の創立者である。杖、鈴といつでいもいる豚で、彼であると判断できる。この年老いた聖人二人とも、読書と執筆に没頭しており、にぎやかな場面に全く注意を払っていない。
ピエロは、この大きな祭壇画を、細部への留意と、キリストの小さい頃の挿話で、魅力を高めている。例えば、背景にはキリスト誕生にまつわる物語が描かれている。遠くにある教会の壁には、受胎告知の場面が描かれており、キリストの降誕と羊飼いの礼拝が背景左側に、背景中間にはヘロデ王による赤子の虐殺が描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエロ・ディ・コジモ
  • 作品名聖母のエリサベツ訪問
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1489?年 - 1490年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵ワシントン・ナショナル・ギャラリー (アメリカ合衆国)
  • 種類木版パネル画
  • 高さ184cm
  • 横幅189cm
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