作品概要

受胎告知(1420年)》は、画家のフラ・アンジェリコによって制作された作品。制作年は1420年から1430年で、プラド美術館に所蔵されている。

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この絵は、イタリアトスカーナの画家、フラ・アンジェリコの祭壇画である。15世紀前半のフィレンツェを代表する画家であり、本名はグイ-ド・ディ・ピエトロ (Guido di Pietro) (1400-1455)で、フラ・アンジェリコは「修道士アンジェリコ」を意味する通称である。さらに、彼は「福音アンジェリコ」を意味するベアート・アンジェリコという別称を持っていた。これは彼が宗教的モチーフを題材とした絵画を描く才能に優れていたことに由来していた。1982年に教皇ヨハネ・パウロ2世によって、福者に認定されることにより、名実ともに「ベアート・アンジェリコ(福音アンジェリコ)」となる。

作品は、幅194㎝、高さ194㎝。厚板にテンペラで描かれている。フィレンツェ北部フィエゾーレのサン・ドメニコ教会で1420年から1430年の間に描かれ、現在はマドリードのプラド美術館に保存されている。

『受胎告知』は主イエスの生誕の逸話の中で、新約聖書ルカ福音書第1章に記された、父なる神の大いなる意志により、聖母マリアに対して無原罪にて神の子イエスを宿したことを大天使ガブリエルが告げる場面である。前景の左手には、聖胎を告げる大天使ガブリエルを、右手には軽く驚きつつも聖告を貞淑に受け入れる聖母マリアを配している。後景の左手には、神の命により禁断とされていた知恵の実(知識の実)を食したことにより楽園を追放される『アダムとイブ』が描かれている。『アダムとイブ』を描くことで原罪を、そして、その対比として聖母マリアの無原罪を強調し、神の子イエスの正当性と絶対性を表現していると考えられる。

画面下のプレデッラ部分には『聖母マリアの結婚』から『聖母の死』までと聖母マリアの生涯が描かれている。教皇ヨハネ・パウロ2世曰く、「彼の生涯はこの上なく高潔で、その絵画は神聖な美しさにあふれており、特に聖母マリアを描いた作品は最上級の物で、人々に大きな影響を与えている。」

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基本情報・編集情報

  • 画家フラ・アンジェリコ
  • 作品名受胎告知(1420年)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1420年 - 1430年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵プラド美術館 (スペイン)
  • 種類テンペラ・板
  • 高さ194cm
  • 横幅194cm
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