作品概要

セニガリアの聖母》は、画家のピエロ・デラ・フランチェスカによって制作された作品。制作年は1474年から1474年で、マルケ美術館に所蔵されている。

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『セニガリアの聖母』は、ルネッサンス期の画家ピエロ・デラ・フランチェスカによって1474年頃に描かれた絵画である。ウルビーノのドゥカーレ宮殿内にあるマルケ美術館に所蔵されている。
作品は、その小さなサイズから、おそらく個人的な礼拝のために作られたものと思われる。本作は1822年、セニガリアのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にて最初に発見された。そのことから「セニガリアの聖母」と呼ばれるようになる。その後ウルビーノのドゥカーレ宮殿へと移された。

セニガリアは1463年に、シギスモンド・マラテスタからフェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの領地となった。両者ともピエロ・デラ・フランチェスカのパトロンであった。本作は、フェデリーコの娘ジョバンナと結婚しセニガリアの領主となったジョヴァンニ・デッラ・ローヴェレの依頼によるものと思われる。

1990年代に行われた修復では、ピエロ・デラ・フランチェスカの上質な光の描き方が注目された。ガーゼの入ったバスケット、キリストの首にかけられたサンゴ、聖母マリアの頭に被せられた布のような細部に、フランドル派の作品の影響が見られる。左の窓から差し込む光は、聖母マリアの象徴でもある。バスケットのリネンが聖母マリアの純潔を暗示する一方で、棚に置かれた箱や、キリストのサンゴのネックレスなどはその犠牲をほのめかしている。じっと動かずに何かを考えこんでいるような人物たちの表情も、その暗示の一部である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエロ・デラ・フランチェスカ
  • 作品名セニガリアの聖母
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1474年 - 1474年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵マルケ美術館 (イタリア)
  • 種類板、油彩
  • 高さ67cm
  • 横幅53.5cm
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