作品概要

東方三博士の礼拝》は、画家のコレッジョによって制作された作品。制作年は1515年から1518年で、ブレラ美術館に所蔵されている。

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この作品は1650年に、革命家であったスカルセリーノによりブレラに寄贈された。元はローマ教会の枢機卿であったチェザーレ・モンティが所有しており、彼がミラノに持っていた美術コレクションの一つであったとされている。

この作品もルネサンス期の多くの作品の例に漏れず、製作時期と作者についてはっきりした史料が残ってはいないが、ルネサンス美術評論家のバーナード・ベレンソンによりコレッジョの作品と判定され、彼の製作時期の初期の作品であるとされている。

この作品の題材となっているのは、キリスト生誕からほどなくして、神の子イエスが誕生したと知った東方の三博士が謁見しに訪れる場面である。マリアに抱かれた神の子イエスをみるや否や、三博士はひざまづき敬意を表したとされる。彼らは乳香、没薬、黄金を献上し、キリストの生誕を恐れて暴虐の限りを尽くしていたヘロデに屈してはならないと助言を贈る。その場面を描いている。

複雑な構図や、不自然なまでにねじられた身体の描写には、コレッジョが当時関心を抱いていた、エミリアの古典主義の影響が垣間見られる。例えば黒人の従者の体はねじられていかにも不安定であり、その身にまとっている布の皺も誇張して描かれている。しかしどの登場人物も不思議なことに画面では調和した美しさを持っており、ミケランジェロの理想としていた人体の美を描きだしている。

コレッジョはこのように多くの画家の作風や構図を取り入れ、自身の画風を模索していた画家である。こうして磨かれていった感覚は、晩年の彼自身の画風につながっていく。


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基本情報・編集情報

  • 画家コレッジョ
  • 作品名東方三博士の礼拝
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1515年 - 1518年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ブレラ美術館 (イタリア)
  • 種類キャンバス油彩
  • 高さ84cm
  • 横幅108cm
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