作品概要

聖母子と聖人(ボストン多翼祭壇画)》は、画家のシモーネ・マルティーニによって制作された作品。制作年はc. 1321年からc. 1325年で、イザベラ・ガードナー美術館に所蔵されている。

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『聖母子と聖人(ボストン多翼祭壇画)』は、シモーネ・マルティーニが41歳頃、オルヴィエートの聖母のしもべ教会のために描いた祭壇画である。この絵画は、この教会から依頼された唯一の仕事で、5つのパネルから構成されている。中心には聖母子像が配置されており、そのパネルを囲んでいる聖人は、左から聖パウロ、聖ルチア、アレクサンドリアの聖カタリナ、洗礼者聖ヨハネである。これらの人物は、トレフォイル(三つ葉形)の先端のあるアーチ(オージャイブ)に縁取られている。聖人達の上には、楽器を演奏する天使たちと、受難の象徴(円柱、鞭、十字架、棘の冠、槍と海綿)が描かれている。中心パネルの上には、傷を見せるキリストがおり、最後の審判のイコノグラフィー(図像学)を連想させる。

この絵画は、オリヴィエートの聖ドミニコ修道会のために描かれた祭壇画よりは、アレクサンドリアの聖カタリナの多翼祭壇画の方に手法的に近い。特に詳細を見ると、それが見受けられる。例えば、人物のほっそりとした姿、長く優美な手指などである。近年、この絵画は、聖パウロを除いて、満場一致でシモーネのものであると認められている。聖パウロについては、已然多くの疑問が残っている。

この絵画を所有するイザベラ・ガーナー・スチュアート美術館は、この絵が『オリヴィエート多翼祭壇画』と同年代、そうでなくても、その後すぐに作成されたものだと考えている。しかし、この意見には、近年賛成しない学者もいる。

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基本情報・編集情報

  • 画家シモーネ・マルティーニ
  • 作品名聖母子と聖人(ボストン多翼祭壇画)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年c. 1321年 - c. 1325年
  • 製作国-
  • 所蔵イザベラ・ガードナー美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類テンペラ、木製パネル、金箔
  • 高さ235cm
  • 横幅405cm
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