作品概要

キリストの洗礼》は、画家のピエロ・デラ・フランチェスカによって制作された作品。制作年は1448年から1450年で、ロンドン、ナショナルギャラリーに所蔵されている。

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『キリストの洗礼』は、1448年から1450年頃にかけてイタリアの画家ピエロ・デラ・フランチェスカによって描かれたテンペラ画である。ロンドンのナショナルギャラリーに所蔵されている。

この作品はおそらく1440年頃に、サンセポルクロのカマルドレーゼ修道院によって多翼祭壇画の一部として依頼されたものだと思われる。作品の明るい色彩に見られるように、彼の師匠であったドメニコ・ヴェネツィアーノからの強い影響があり、このことが本作を画家の初期作品であることを裏付けている。

聖霊を表す鳩のもと、バプテスマのヨハネによって洗礼を受けるキリストの姿が描かれている。キリスト、ヨハネの手、鉢、鳩を結ぶ線が、左右対称の作品の軸を形成している。また、左側の木はこの絵を黄金比によって分割している。

ヨハネの背後には、既に水に足をつけている白いブリーフの男が描かれており、下着を脱ぐのに苦労している。異なる衣服を着ている三人の天使たちは、よく描かれるようにキリストの衣服を預かってはおらず、お互いの手を握り合っている。これは、当時東方正教会とローマ・カトリック教会の再合同についての議論が行われたフィレンツェ公会議(1431年~1445年)の暗示である。 この暗示は、背景右側にいる東洋的な衣装に身を包んだ人々によっても示唆されている。

ピエロ・デラ・フランチェスカは当時、遠近法や幾何学の権威として名を馳せていた。ヨハネの腕と脚が同じ角度で描かれていることから、その関心が見て取れる。

基本情報・編集情報

  • 画家ピエロ・デラ・フランチェスカ
  • 作品名キリストの洗礼
  • 制作年1448年-1450年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ロンドン、ナショナルギャラリー (イギリス)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ168cm
  • 横幅116cm
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