作品概要

聖カテリーナの神秘の結婚》は、画家のフラ・バルトロメオによって制作された作品。制作年は1511年から1511年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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44才という短命で亡くなったフラ・バルトロメオの晩年の作品のひとつで、フィレンツェのサン・マルコ修道院のために描かれた。

しかし、絵が完成した翌年1512年、フィレンツェ政府はフランス王の使者としてフィレンツェに滞在していたオータンの大司教ジャック・ユローにこの作品を贈った。当時のメディチ家が、フランス王の助力を必要としていた為といわれている。

そのため、フラ・バルトロメオは同じテーマでもう一枚作品を制作、その一枚は現在フィレンツェのウフィッツィ美術館が所有している。

一方、ジャック・ユローに贈られた「聖カテリーナの神秘の結婚」はフランスに渡り、オータンの大聖堂に飾られた後、現在はルーヴル美術館に所蔵されている。

キリスト教会で名人気の聖女カテリーナは、シエナのカテリーナとアレクサンドリアのカタリナの二人存在する。中世には後者がよく描かれたが、ルネサンスになるとシエナの聖カテリーナの人気が高まった。

フラ・バルトロメオが描いた「聖カテリーナの神秘の結婚」も、シエナのカテリーナが主人公である。

作品は、物語が教会の壁龕の中で展開している構図である。上部には、カーテンを支える天使たちが描かれ、ラファエロの作品を思い起こさせる。

中心にいる聖母子を囲む聖人たちは、それぞれのもつシンボルから、鍵をもつ聖ピエトロ、網をもつ聖ロレンツォ、頭に石を乗せた聖ステファノ、そして修道会の垣根を越えて抱き合う聖フランチェスコと聖ドメニコ、聖バルトロメオ、そして二人の殉教者となっている。

そして、幼児イエスから結婚の印である指輪を受け取る主役の聖カテリーナは、こちらに背を向けているというのが斬新である。

フラ・バルトロメオの特徴をすべて備えた彼の代表作といってよい傑作である。

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基本情報・編集情報

  • 画家フラ・バルトロメオ
  • 作品名聖カテリーナの神秘の結婚
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1511年 - 1511年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ257cm
  • 横幅218cm
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