作品概要

聖ベルナルドの前に現れた聖母マリア》は、画家のフラ・バルトロメオによって制作された作品。制作年は1504年から1507年で、フィレンツェ ウフィッツィ美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

修道士になる誓いを立てて4年がたっていた1504年頃に、フラ・バルトロメオが描いた「聖ベルナルドの前に現れた聖母マリア」。

心酔していた修道士サヴォナローラの死後、フラ・バルトロメオが初めて描いた作品である。当時のフィレンツェは、宗教界だけではなく政界も荒れており、社会情勢が不安定であった。

フラ・バルトロメオが大きな影響を受けたペルジーノも同じテーマの作品を描いており、構図こそ違え、聖ベルナルドのポーズ、波打つ純白の修道服の描き方ははまったく同じになっている。

フラ・バルトロメオが描いた作品は、左手に天使たちが無数に描かれ、彼らによってイエスを抱いた聖母マリアが中央に押し出されるような形になっている。天使たちに共通した細い鼻梁は、ピエロ・ディ・コジモの影響ともいわれている。

画面の右側には、ひざまづく聖ベルナルド、そして黒い修道服の聖ベネデット、福音者ヨハネが立っている。

背景には、明るい街並みと自然が広がっているが、右手の聖人たちの後ろには岸壁が描かれ、その上には聖痕を受ける聖フランチェスコが見える。ドメニコ会の修道士であったサン・バルトロメオは、聖ベネデットと聖フランチェスコを共に描くことによって、当時抗争が絶えなかった三修道会の平和を祈ったのでは、という学者もいる。

聖ベルナルドの足下には、こちらに向けて「キリスト磔刑図」の絵と書籍が支え合うようにして置かれている。

全体の色彩には量感があり、みずみずしさにあふれている。構図にも、天使たちの動きや聖人たちの真摯な思いを鑑賞者に伝える効果がある。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家フラ・バルトロメオ
  • 作品名聖ベルナルドの前に現れた聖母マリア
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1504年 - 1507年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵フィレンツェ ウフィッツィ美術館 (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ215cm
  • 横幅231cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 聖ベルナルドの前に現れた聖母マリアの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。