作品概要

サン・ピエトロ多翼祭壇画》は、画家のペルジーノによって制作された作品。制作年は1496年から1500年で、(中央パネル)リヨン美術館に所蔵されている。

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『サン・ピエトロ多翼祭壇画』は、1496年から1500年頃にかけてイタリアのルネッサンス期の画家・ペルジーノによって制作された多翼祭壇画である。プレデッラ(裾絵)を含めたパネルは現在様々な場所に分かれて所蔵されているが、上部のルネットとキリストの昇天を描いた中央パネルは、フランスのリヨン美術館にある。

この祭壇画は当初、ペルージャのサン・ピエトロ修道院から依頼を受けて制作された。ペルジーノは、1495年3月8日に契約書にサインをしている。プレデッラが正確にわからなかったことに対し、上部の神と天使を描いたルネットは、キリストの昇天を描いた祭壇画の一部であることがわかっていた。報酬は500ダカット金貨で、作品を完成するのにかかった期間は約二年半であった。パネルは1496年1月から1499年の終わりまでに描かれ、1500年1月13日に盛大に発表された。当時の美術史家ジョルジョ・ヴァザーリは、本作のプレデッラをペルジーノの故郷で描かれた作品の中の最高傑作とみなした。

1591年に教会の内陣が修復されることになり、祭壇は解体されなければならなかった。1797年の宗教弾圧の後、作品はフランス人によって奪われ、フランスの美術館に分かれて所蔵されることとなった一方、ペルージャに残ったり、教皇コレクションになったパネルもある。

中央パネルの両側にはフレームを支える2つの支柱があり、その土台部は、聖人の描かれた3つの小さなパネルで飾られていた。
各パネルの所蔵先は以下の通りである。

・中央パネル(280 × 216 cm)とルネット(114 × 230 cm):リヨン美術館(フランス)

・エレミヤとイザヤの円形画(直径127cm):ナント美術館(フランス)

・マギの礼拝(プレデッラ、32×59cm)、キリストの洗礼(プレデッラ、32×59cm)、キリストの復活 (プレデッラ、32×59cm):ルーアン美術館(フランス)

・聖ヘルクラヌスと聖コスタンツォ (プレデッラ、32×38cm):国立ウンブリア美術館

・聖マウルス、聖ペテロ、聖スコラスチカ、聖ベネディクト、聖フラヴィア、聖プラシド(支柱の土台パネル):国立ウンブリア美術館とヴァチカン美術館のピナコテーカ

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基本情報・編集情報

  • 画家ペルジーノ
  • 作品名サン・ピエトロ多翼祭壇画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1496年 - 1500年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵(中央パネル)リヨン美術館 (フランス)
  • 種類板、油彩
  • 高さ(中央パネル)280cm
  • 横幅(中央パネル)216cm
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