作品概要

キリスト磔刑図》は、画家のパオロ・ウッチェッロによって制作された作品。制作年は1457?年から?で、マドリッド ティッセン=ボルネッサ美術館に所蔵されている。

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マドリッドのティッセン=ボルネッミッサ美術館にが所有するパオロ・ウッチェッロの「キリスト磔刑図」は、制作年に諸説がある作品である。

作品品中の聖母マリアが、1435年にパオロ・ウッチェッロがプラートのアッスンタ礼拝堂に描いた「聖母マリアの誕生」に登場する有名な侍女と姿が似ていることから、その頃に「キリスト磔刑図」も描かれたという専門家もいる。一方で、パオロ・ウッチェッロがパドヴァの滞在から帰り、ドナテッロの影響を受けた後の作風と主張する学者もいる。つまり、1457年頃、画家が還暦を迎える熟年期の作品ということになる。

以前にはイエス・キリストを描いた部分の破損が激しく、大がかりな修復が施されて現在の姿にいたっている。1928年頃から、パオロ・ウッチェッロの作品と認定された。

「キリスト磔刑図」の中央には十字架に架けられたイエスが描かれ、背景はそのイエスの部分を頂点にする山が木々もないむき出しのまま表現されている。

イエスの周りには、4人の聖人がいる。二人ずつ左右対称に描かれた聖人は、左側に聖母マリアと洗礼者ヨハネ、右側に福音書のヨハネと聖フランチェスコであることがわかる。4人の聖人の視線と仕草はすべて、中央にいるイエスに向けられている。イエスの頭上が、遠近法の消失点となっているのがわかる。

作品を彩る赤、黒、灰色は、パオロ・ウッチェッロが生涯こだわり続けた色であり、非現実的ではあるが鑑賞者に強い印象を与える効果をもたらしている。

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基本情報・編集情報

  • 画家パオロ・ウッチェッロ
  • 作品名キリスト磔刑図
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1457?年 - 不明
  • 製作国イタリア
  • 所蔵マドリッド ティッセン=ボルネッサ美術館 (スペイン)
  • 種類テンペラ
  • 高さ46cm
  • 横幅67cm
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