作品概要
《マーガレット・ファン・エイクの肖像》は、画家のヤン・ファン・エイクによって制作された作品。制作年は1439年から1439年で、フローニンゲン美術館に所蔵されている。

《マーガレット・ファン・エイクの肖像》は、初期ネーデルラント派の巨匠ヤン・ファン・エイクによって1439年に描かれた油彩板絵である。
逸話
残存している彼の絵画の中で最も新しい2つの作品のうちの一つであり、画家の配偶者が描かれたヨーロッパ芸術作品としては最も初期の作品のひとつだ。彼女が34歳の頃に完成し、18世紀初めまで画家のギルドであるブルージュ教会に飾られていた。
作品は失われた自画像、もしくはロンドンのナショナルギャラリーにある自画像の、対の一方または2連ついたてのパネルの一方と考えられている。 人物が理想化されていない描写と、彼女のまっすぐな、しかし観るものを悲しげにじっと見つめている視線は、親密さと日常的な空気を作り出していることから、公開するというよりは、むしろ私的利用に作成されたことが推測される。
夫婦の記念
この作品はおそらく特別な行事 (たぶん夫婦の記念日、彼女の誕生日、または彼女へのギフトとして) の記念に作成されたのであろう。 ファン・エイクはこの作品完成から2年もしないうちに亡くなっている。彼はこの作品のフレームの上部と下部にギリシャ語を刻み込んだ。「私の夫ヨハネスは1439年6月17日、33歳の時に私を完成させた。 As I can 」 “As I can” (ALS ICH KAN) は、彼の姓をもじったようであるとともに、ファン・エイクにとって個人的な座右の銘であり、主題だった。その言葉は彼の複数の宗教画に、2つの肖像に刻まれているのが見受けられる。
顔の部分がお綺麗
2020年8月15日 10:23 pm, ID 21887