作品概要

聖母子》は、画家のパオロ・ウッチェッロによって制作された作品。制作年は1445?年から1445?年で、ダブリン ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

詳細な画像を見る

現在はダブリンのナショナルギャラリーが所有しているパオロ・ウッチェッロの「聖母子」は、その制作年について議論が絶えない作品である。

研究者によっては、「プラートのフレスコ画」が描かれた1435年前後とする人もあり、その遠近法の技術がもっと後期の作品であることを証明している、とする学者もいる。後者の場合は、フィレンツェ滞在中にフィリッポ・リッピの影響を受けたともいわれている。

この作品の聖母マリアは、後世に青いベールが描き加えられて頭部が隠れていた。後に修復所でそのベール部分は除去されて、パオロ・ウッチェッロが描いたオリジナルの姿に戻されている。

半身像の聖母子は、貝殻の形をした壁龕のなかにすっぽりと埋まるように描かれている。これは当時、彫刻家ドナテッロの影響でフィリッポ・リッピやアンドレア・デッラ・ロッビアも愛した様式である。

聖母は、三つ編みをさらにアップにした髪型にしており、彼女の右方向に視線を寄せている。作品の鑑賞者とは、目を合わせない構図だ。濃い色の衣服に身を包んでおり、袖は脇から切れて腕が見えるというエレガントなデザインである。そして、イエスの顔が位置する、向かって左がから光が当たるよう影が描かれている。

一方、幼児のイエスキリストは巻き毛の金髪をしており、両足を作品を囲うように描かれた木の枠の上に置いているという愛らしい構図である。母マリアが、イエスの銅をしっかり支えており、いかにも幸せな母子像の姿をそのまま写している。

パオロ・ウッチェッロのほかの作品と共通するように、赤、青、灰色がバランスよく配色されているのが興味深い。


作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家パオロ・ウッチェッロ
  • 作品名聖母子
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1445?年 - 1445?年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ダブリン ナショナル・ギャラリー (アイルランド)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ57cm
  • 横幅33cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 聖母子の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。