作品概要

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の時計》は、画家のパオロ・ウッチェッロによって制作された作品。制作年は1443年から1443年で、フィレンツェ サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に所蔵されている。

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1440年代、フィレンツェで大活躍をしていたパオロ・ウッチェッロは、フィレンツェのドゥオモ「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の玄関の裏側にあたる壁に、この時計を描いた。

この時計に続き、名高い「ジョヴァンニ・アクートの騎馬像」もドゥオモ内に描いており、まさに画家の円熟期のはじまりとなった作品である。1443年に、この時計を描いた報酬を受け取ったことも、古文書で確認されている。

フィレンツェのドゥオモの玄関の裏側に描かれた時計は、当然宗教色が濃いものになっている。また、時計の回転が、現在とは反対であったこともわかる。「オーラ・イタリカ」と呼ばれる、季節によって変わる時間が24時に分けられている。一日のはじまりは、教会の鐘によって人々に知らされていた。

パオロ・ウッチェッロが描いた「時計」と同じ様式の時計は、ヴェネツィアのサン・マルコ広場にある時計塔にも見ることができる。

文字の部分は白く、金色の針が動く部分は黒く塗られて実用的な色彩となっている。

時計のそれぞれの角には、4人の聖人の頭部が描かれている。この4人は、福音書を書いた聖人、あるいは旧約聖書に登場する預言者であると想像できるが、聖人たちにゆかりのあるシンボルが何一つないことから不明のままである。

4人は丸い枠から顔を出すように描かれており、それぞれの視線はばらばらである。この画風は、パオロ・ウッチェッロの師匠であったギベルティや彫刻家ドナテッロの影響を強く受けていることがわかる。


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基本情報・編集情報

  • 画家パオロ・ウッチェッロ
  • 作品名サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の時計
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1443年 - 1443年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵フィレンツェ サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 (イタリア)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ470cm
  • 横幅470cm
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