作品概要

修道女と二人の少女》は、画家のパオロ・ウッチェッロによって制作された作品。制作年は1430年から1440年で、フィレンツェ ウフィッツィ美術館に所蔵されている。

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この絵画は、1435年頃に制作されたテンペラ画の一部で、フィレンツェのウフィッツィ美術館が所蔵している。

もともとは、コンティーニ・ボナコッシ・コレクションの一部であったが、2001年にイタリア政府が購入しウフィッツィ美術館におさめられた。現在は、「初期ルネサンス時代」の部屋に飾られているが、制作年はあくまで推定である。

「修道女と二人の少女」と名づけられたこの作品が、どこから切り離されて来たのか、由来は不明のままである。

20世紀の初めにはドメニコ・ヴェネツィアーノの弟子の作品とも言われていたが、1935年頃にプラートのアッスンタ礼拝堂のフレスコ画やカールスルーエ州立美術館に残る「聖人たちの礼拝図」と関連から、パオロ・ウッチェッロの作品と認められた。

「修道女と二人の少女」が描かれたこのテンペラ画は、ある作品の左下部分を切り取ったものである。

アウグスティヌス修道会の黒い修道服に身を包んだ謹厳な表情の修道女は手にロザリオを持ち、わずかに右に体を向けている。

その硬い表情にもかかわらず、修道女からかもし出される雰囲気は世俗感が漂い、この女性が未亡人となり修道院に入ったと主張する学者もいる。

部屋の上部は完璧な遠近法で描かれており、赤と黒と金というウッチェッロが好んだ色で彩られている。修道女の足下に、非常に小さく描かれている二人の少女の姿は、その生き生きとした表情がフィリッポ・リッピやベアート・アンジェリコの作品と似通うものがある。

修道女の前に描かれていたのがなにであったのか、推測するのは非常に難しい。

十字架と、頭に刀がさっさった聖人ピエトロであるという説もあるが、刀の柄の部分と思われる場所が修道女に比べて低すぎることから否定する人も多く、謎に包まれたままとなっている。


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基本情報・編集情報

  • 画家パオロ・ウッチェッロ
  • 作品名修道女と二人の少女
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1430年 - 1440年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵フィレンツェ ウフィッツィ美術館 (イタリア)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ79cm
  • 横幅35cm
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