作品概要

男の肖像》は、画家のドメニコ・ギルランダイオによって制作された作品。制作年は1448年から1494年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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『男の肖像』はルネサンス期のイタリア画家、ドメニコ・ギルランダイオによって、板にテンペラ画法を用いて描かれた作品である。

ドメニコは、フィレンツェで活動していた、ルネサンス期のイタリアの画家である。ドメニコは、アンドレア・デル・ヴェロッキオや、ポッライオーロ兄弟(兄アントニオ・デル・ポッライオーロと弟ピエロ・デル・ポッライオーロ)、サンドロ・ボッティチェッリと肩を並べる、フィレンツェのルネサンスの代表格であった。

『男の肖像』は、ドメニコにとって初期の作品であり、おそらく同時期にドメニコは、サン・ジミニャーノの教会にフレスコ壁画を描いていた。(サン・ジミニャーノの教会には、『聖女フィーナに死の告知をする聖グレゴリウス』・『聖女フィーナの葬儀』が祭壇壁画として残されている。)

ドメニコは、驚くべき方法でモデルの表情を捉えることや、モデルの生き生きとした表情を描くことで有名だった。

『男の肖像』は、近年手入れや修復がなされた。肖像のモデルとなった男性の身元は不明であるが、おそらくマルシリオ・フィチーノだと思われる。

15世紀のイタリアにおいて、個性を発揮した肖像画は、千年の沈黙の期間(暗黒時代)を経て、新しい活力を再び引き起こした。沈黙の期間を迎える前の時代は、古典古代まで遡る。古典古代は、ローマ人が人々の個々の特徴を多様に描写することで知られていた。

古代ローマ後、暗黒時代と呼ばれるように、文化の多様性は失われ、指導者や貴族の要人、歴史的人物にほとんどが支配されていた。

ルネサンス時代からの新しい描写は、個人の感覚の表現、すなわち、自身が目で見て捉えたことの表現を基本としている。それは、現代では当たり前のことであるが、ルネサンス時代では新しい自己呈示の仕方であった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ドメニコ・ギルランダイオ
  • 作品名男の肖像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1448年 - 1494年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類テンペラ
  • 高さ44.5cm
  • 横幅54.6cm
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