作品概要

受胎告知》は、画家のパオロ・ウッチェッロによって制作された作品。制作年は1425年から1425年で、オックスフォード・アシュモレアン博物館に所蔵されている。

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20代後半のパオロ・ウッチェッロが描いた「受胎告知」は、1850年にイギリスに渡り現在もオックスフォードのアシュモレアン博物館が所蔵している。

1900年代は、この作品の作者が特定されておらず、バーナード・ベレンソンをはじめとする美術批評家たちの論争の的になった。ピエトロ・ディ・ジョヴァンニ・ダンブロージョ、アレッソ・バルドヴィネッティなどの名前が挙がったが、現在はメルボルンにあるウッチェッロの作品「聖ゲオルギオスとドラゴン」との相似性から、この「受胎告知」はパオロ・ウッチェッロの作品とされた経緯がある。

作品は、上部から下部へ登場人物の存在感が強調されている。上部にいる万能の神は、アーモンドの形の型にはめ込まれて、聖母マリアに受胎を告げるよう大天使ガブリエルに花輪と百合の花を授けている。その後ろでは、天使たちが青い雲の絨毯の上で楽器を奏でている。天から舞い降りてくる大天使ガブリエルは、作品の中央にも描かれ、最終的に聖母マリアの前に降り立つ。その衣服の裾がふんわりと広がり、まさに地上に降りた瞬間を表現しているのである。

聖母マリアは、後期ゴシックの流行であった毛皮の羽織ものを肩にかけて、読書を中止して大天使ガブリエルのお告げに耳を傾けている。

聖母の前にある柱には、非常に小さく「聖霊」を象徴する「白い鳩」が見える。

彼女の後ろには寝室が描かれており、ウッチェッロの遠近法の技術を見ることができる。しかし、アーケード部分を飾るダイアモンド型の突起は、ウッチェッロの若さと未熟さが露呈する結果となった。

また、背景部分はメルボルンにある「聖ゲオルギオスとドラゴン」に酷似しており、後世の画家たちにも影響を与えた遠近法の景色が描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家パオロ・ウッチェッロ
  • 作品名受胎告知
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1425年 - 1425年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵オックスフォード・アシュモレアン博物館 (イギリス)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ64,6cm
  • 横幅47,5cm
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