作品概要

福者ヤコポーネ・ダ・トーディ》は、画家のパオロ・ウッチェッロによって制作された作品。制作年は1436年から1436年で、プラート市立美術館に所蔵されている。

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1436年にパオロ・ウッチェッロが描いた「福者ヤコポーネ・ダ・トーディ」の肖像画は、プラートの町の至宝として市立美術館に保管されている。

制作当初は、プラートのドゥオモ内になるアッスンタ礼拝堂の祭壇を飾っていたフレスコ画である。1967年に、作品は壁からはがされて、美術館に所蔵されることになった。

描かれた「福者ヤコポーネ・ダ・トーディ」は、13世紀に生きたフランチェスコ派の僧侶で、90篇に及ぶラウダ(賛歌)を残した詩人でもあった。清貧で厳格な僧であったヤコポーネは、豪奢を愛した法王ボニファウス八世と対立、破門・投獄されて法王が失脚する1303年まで牢獄で過ごした。

パオロ・ウッチェッロはヤコポーネの肖像画を、教会内の壁龕に埋め込むように描いている。当時の様式に忠実に、縦長のアーチ型の壁龕の上部には貝殻がが描かれている。ヤコポーネの表情は苦悶に満ちており、衣服は質素なフランチェスコ修道会のものである。手に持った書籍には、彼の著作「賛歌」の一説、「Que farai, fra’ Jacovone? Èi venuto al paragone」と書かれている。

質素な衣服、やせ細った手足、落ちくぼんだ目や頬には、清貧をモットーとしたヤコポーネの精神がよく表れている。

遠近法を愛したパオロ・ウッチェッロの作品にふさわしく、聖人の衣服の裾が前と後ろで微妙に長さが違うほか、上部の貝殻はわずかに傾斜しており、パオロ・ウッチェッロがこの作品を、右側から鑑賞する意図で描いたと推測される。

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基本情報・編集情報

  • 画家パオロ・ウッチェッロ
  • 作品名福者ヤコポーネ・ダ・トーディ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1436年 - 1436年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵プラート市立美術館 (イタリア)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ181cm
  • 横幅59cm
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