作品概要
《二河白道図》は、画家の作者不明によって制作された作品。制作年は?。

二河白道とは、中国唐時代の浄土教家・善導が説いたたとえ話です。清浄な信心を現世と極楽浄土をつなぐ細く白い道にたとえ、火の河(瞋憎:しんぞう)や水の河(貪愛:とんあい)などの煩悩に惑わされても、この道を一心に渡る(念仏する)ことで極楽へいくことができるというものです。
法然が『選択本願念仏集』で、親鸞が『教行信証』でそれぞれこの話にふれており、鎌倉時代以降に絵画化されました。本展ではこの他に3点の二河白道図が出品されます。
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