作品概要

ジョヴァンニ・アクート騎馬像》は、画家のパオロ・ウッチェッロによって描かれた作品。制作年は1436年から1436年で、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(フィレンツェ)に所蔵されている。

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40才になろうとしていたパオロ・ウッチェッロが描いた「ジョヴァンニ・アクート騎馬像」。

この作品の20年後に、アンドレア・デル・カスターニョが描いた「ニッコロー・ダ・トレンティーノ騎馬像」と対になるようにして、フィレンツェのドゥオモに飾られている。

描かれた「ジョヴァンニ・アクート」は英国人で、英国名は「ジョン・ホークウッド」。傭兵としてイタリア半島で活躍した彼は、1394年にフィレンツェで亡くなった。のちに、英国王リチャード二世の命令により、ジョヴァンニ・アクートの遺体は英国に移されたが、フィレンツェの政府はその高名を記念して、ウッチェッロに彼の「騎馬像」の制作を命じたのである。ちなみに、「ジョヴァンニ・アクート」というイタリア語名を定着させたのは、「君主論」の著者として有名なニッコロー・マキャヴェッリである。

台座に乗った騎馬像は、ローマにあった「マルクス・アウレリウスの騎馬像」からインスピレーションを得たとも言われており、まるでブロンズで作られた騎馬像をそのまま写したかのような錯覚に陥る。

指揮棒を持った傭兵のジョヴァンニ・アクートは手綱を取り優雅に描かれているが、ヴァザーリによれば「馬の前と後ろの足はいずれも右側が上がっており、理論的にはこのポーズは成り立たない」としている。

1524年に、ロレンツォ・ディ・クレーディによって修復が行われた際、当時の流行であったグロテスク様式の枠が描き加えられた。

基本情報・編集情報

  • 画家パオロ・ウッチェッロ
  • 作品名ジョヴァンニ・アクート騎馬像
  • 制作年1436年-1436年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(フィレンツェ) (イタリア)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ820cm
  • 横幅515cm
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