作品概要

草上の昼食(サロン出品用、左・中央断片)》は、画家のクロード・モネによって描かれた作品。制作年は1865年から1866年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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1865年に出品した2点の海景画でサロン初入賞を果たしたモネは、2年前の官展で大きな波紋を広げたマネの作品「水浴(後に「草上の昼食」と改名)」にインスピレーションを受け、大作「草上の昼食」の制作に着手する。春から夏にかけ、モデルであり恋人であったカミーユや、画塾で知り合ったバジールをフォンテーヌブローの森に引き連れ、風景や人物などの習作を描いた。

しかし、アトリエという屋内で、戸外の生き生きした光の色彩を再現するのは困難であった。加えて、カンバスが大きすぎた(およそ縦5メートル、横7メートル)ことや、写実主義の画家ギュスターヴ・クールベに批判されたこともあり、制作は難航した。1866年の出展期限直前になってようやく出品は無理と考えたモネは、急遽画題を変え、4日間の短期間で「カミーユ(緑衣の女)」を完成させたのだった。

その後「草上の昼食」は手元にあったが、1870年後半に経済的に困窮し、家賃の滞納でアルジャントゥイユの家を出て行かなければならなかったとき、家主に借金の担保として引き取られた。1884年に取り戻したときには、湿気による画面の損傷が激しかったため、モネ自身の手によって切り捨てられ、今では左断面と中央断面が残るのみである。

作品の男性の肩にあたる木漏れ日は、明るい青の光で描かれている。これはモネが光によって、対象の色が変化することを認識していた証でもある。モネは印象主義の手法へと走り出したのであった。

基本情報・編集情報

  • 画家クロード・モネ
  • 作品名草上の昼食(サロン出品用、左・中央断片)
  • 制作年1865年-1866年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、カンバス
  • 高さ約418cm
  • 横幅約670cm
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