作品概要

辱められるキリスト》は、画家のマティアス・グリューネヴァルトによって描かれた作品。制作年は1503年から1505年で、アルテ・ピナコテークに所蔵されている。

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『辱められるキリスト』は、ドイツの後期ゴシック画家マティアス・グリューネヴァルトによる比較的初期の作品である。ドイツ・ミュンヘンにあるアルテ・ピナコテーク美術館に所蔵されている。油彩による板絵であり、サイズは109cm×4.3cm。

ここで描かれているのは、キリストが十字架にかけられる前、ユダヤ人によって辱めを受けたというエピソードによる場面である。キリストは目隠しをされ、つばを吐きかけられ、こぶしで叩かれたという記述が聖書にある。

キリストは低い石の壁の前に目隠しをされて座っている。その手と腕は、ロープで縛り上げられている。 背中をこちらに見せてキリストの前に立っている一人目の拷問者は、キリストのロープを引っ張っている。 キリストの後ろに立つ二人目の拷問者はキリストの髪の毛を引っ張り、拳を上げて殴ろうとしている。その背後には、左手に棒を持った男性がいるが、拳を振り上げている拷問者はキリストを殴ることに集中し、別段そちらに注意を払っていないようである。

棒を持つ男性の肩を両手で持つ高齢の男性は、棒の男性と何やら会話をしているように見える。背後にはさらに3人の人物がいる。左側には、一方の手でフルートを演奏し、もう一方の手では小さな太鼓を叩く音楽家がいる。中央には青年、右側に年配の男性の顔だけが見える。目隠しをされていながらも表情を崩さないキリストと、醜く歪む拷問者たちの表情の対比が印象的である。

基本情報・編集情報

  • 画家マティアス・グリューネヴァルト
  • 作品名辱められるキリスト
  • 制作年1503年-1505年
  • 製作国不明
  • 所蔵アルテ・ピナコテーク (ドイツ)
  • 種類板、油彩
  • 高さ109cm
  • 横幅74.3cm
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