作品概要

カナの婚礼》は、画家のヤン・ステーンによって制作された作品。制作年は1676年から1676年で、ノートン・サイモン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《カナの婚礼》は、オランダ画家ヤン・ステーンが1676年に制作した油絵である。

描かれたテーマ

ステーンは、聖書に出てくるこのワンシーンを少なくとも6回描き、こちらの作品はその内で制作年が判明している二つの絵画の一つである。

カナの婚礼は、イエス・キリストが起こした最初の奇跡としてヨハネ福音書2章1-11節に書かれている。この絵は、一見聖書を連想できないほどにたくさんの人物が登場し、キリストは左奥に目立たない形で描写されている。画面右のテーブルに座っている白いドレスを纏った女性は新婦で、その左に座っている男性が新郎だと見て取れる。

キリスト教の図像

ステーンは、新郎新婦やキリストなど特定の人物に焦点を当てておらず、横からこの場面を俯瞰的に描いている。たくさんいる人物にも特定の並び順はなく、こちらに背を向けている者もおり、各々が楽しそうにしている。2階にもたくさんの列席者がおり、バルコニーには赤いドレスを着た女性がリュートを演奏している。手前の子犬たちは、忠誠・貞操を象徴している。

赤いマントを纏ったイエス・キリストは、左奥に立っている。この場面では、母の聖母マリアが彼にお客様に振る舞うワインが無くなったことを耳打ちしており、それを受けてキリストは召使に6つの瓶に水を並々注ぐよう指示し、それらをワインに変えたのである。この出来事以降、キリストが起こした奇跡を目の当たりにした弟子たちは、より一層彼に忠誠を誓ったのである。

この絵でステーンは、得意な細部の描写能力を存分に用いている。右手の絨毯の模様から、作者の技術が見て取れる。また、この絵では手前のものほど細かく描かれ、奥のものの方がタッチが荒い。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ヤン・ステーン
  • 作品名カナの婚礼
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1676年 - 1676年
  • 製作国不明
  • 所蔵ノートン・サイモン美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ79.7cm
  • 横幅109.2cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • カナの婚礼の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。