作品概要

宿の外でスキトルズをする人々》は、画家のヤン・ステーンによって描かれた作品。制作年は1660年から1663年で、ナショナル・ギャラリー・ロンドンに所蔵されている。

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ハールレムにて

ハールレムは、オランダ北部の街で、この絵が描かれた時期は国内で最も発展している都市の一つであった。(ニューヨークのハーレム地区はここに由来する)ヤン・ステーンはこの絵の制作当時、この街に住んでいた。

彼にしては珍しい主題を描写しており、得意の乱暴な日常の描写とは一味違っている。

穏やかな風景

のどかな風景、柔らかい日差しや高い木枝から見える青い空。こうした背景は、寛いだ雰囲気をより一層醸し出している。

当時のオランダでは、田舎の宿屋を訪れ、仲間とパブでお酒を飲み、スキトルズ(木製のピンにボールを当てるゲーム。今で言うボーリングのような遊び)をすることが都会住まいの人々の間で流行していた。

この絵では、リラックスしたムードが表現されている。草むらにはパイプを片手に持って座っている男性がおり、広げた両足や目の前に置かれている酒瓶から、とても寛いでる様子が伝わって来る。

オランダ絵画にはパイプを持った男性が度々登場し、パイプは男性のアイデンティティーを象徴しているとも言える。

ほかにも、おしゃべりを楽しむ者、スキトルズに興じる大人と子供、小道を歩く男女など、日々の義務や重荷から解放された人々の姿を細かく捉えている。

高い描写能力

全体を通して、ステーンの高い描写能力が垣間見られる絵である。

ラマン人画家ダフィット・テニールス作「村の宿屋の外でスキトルズをする農民」(同じく国立美術館に収蔵)と比べらることでも有名だ。

基本情報・編集情報

  • 画家ヤン・ステーン
  • 作品名宿の外でスキトルズをする人々
  • 制作年1660年-1663年
  • 製作国不明
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー・ロンドン
  • 種類油絵
  • 高さ33.5cm
  • 横幅27cm
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